JR高山線の運転見合わせ、復旧まで2カ月以上かかる見通しに
JR東海は3月27日、高山線の杉原駅(岐阜県飛騨市)から猪谷駅(富山市)間で実施している運転見合わせについて、運転再開までに2カ月以上かかる見込みであると正式に発表しました。同区間では、橋脚の安定性が低下している問題が発生しており、安全確保のため運転を中止しています。
特急「ひだ」の部分運休とゴールデンウイークへの影響
この運転見合わせの影響により、名古屋と富山を結ぶ特急「ひだ」も高山駅(岐阜県高山市)から富山駅(富山市)間で部分運休を余儀なくされています。JR東海によれば、ゴールデンウイーク期間中もこの状況が続く見込みで、旅行者や地元住民の移動が大幅に制限されることが懸念されています。代替交通手段として、同区間ではバスの代行輸送が実施されており、運転再開まで継続される予定です。
復旧作業の難航と原因
運転見合わせの原因は、杉原―猪谷間に位置する宮川にかかる「第2宮川橋りょう」(富山市)の橋脚周辺の地盤が、流水によって掘られてしまったことです。これにより橋脚の安定性が低下し、列車運行の安全が脅かされています。JR東海は現在、復旧作業に着手していますが、現場は地形が険しく、かつ川の流れが速いため、工事が困難を極めています。これらの条件が、復旧までに長期間を要する主な理由となっています。
今後の対応と地域への影響
JR東海は、安全最優先を掲げて復旧作業を進めるとともに、地域住民や利用者への情報提供を継続していく方針です。運転見合わせは、交通網に大きな支障をもたらしており、特に観光シーズンであるゴールデンウイークを控え、経済的・社会的影響が拡大することが予想されます。同社は、代行バスの運行を強化するなど、不便を最小限に抑える取り組みを進めていますが、完全な復旧までは時間がかかる見通しです。



