秋篠宮さまの生物学者としての視点が光る訪問先での会話
生物学者としての横顔を持つ秋篠宮さまは、訪問先で学術的な会話をよく交わされることで知られている。その専門的な知識と深い造詣が、さまざまな場面で鮮やかに発揮されている。
葛西臨海水族園での専門的な質問
先月、秋篠宮さまは葛西臨海水族園(東京都)を視察された。その際、ゼニタナゴの水槽をのぞき込み、「ドブガイはどうしていますか」と質問された。この淡水魚はドブガイなどの二枚貝の中に産卵するという珍しい特徴を持つため、専門的な知識がなければ出てこない質問である。
錦織一臣園長は「多くの方は知らないこと。生物への造詣の深さを感じた」と振り返り、秋篠宮さまの生物学に対する深い理解に感銘を受けたことを明かした。
幼少期からの生物への関心
秋篠宮さまの生物への関心は幼少期から始まっている。魚類学者の多紀保彦博士は生前の講演で、「殿下は幼少から生き物がお好きで、幼稚園の頃、東宮御所の渡り廊下でカメを歩かせていた」と明かしている。
さらに秋篠宮さまは多紀博士の指導のもと、巨大魚・メコンオオナマズの研究に取り組まれた。また、鶏の研究では理学博士号も取得されており、本格的な研究者としての実績も持っている。
若き研究者への温かい賛辞
昨年12月に開催された日本学生科学賞の表彰式では、秋篠宮さまは自然科学を志す生徒たちにエールを送られた。特に、クワガタの研究で入賞した男子高校生3人に対して、「これで図鑑が変わるかもしれませんね」と声を掛けられた。
これは研究の苦楽をよく知る秋篠宮さまならではの賛辞であり、3人は「それが目標です」と答え、満面の笑みを浮かべていた。研究者としての経験が、次世代を育てる温かい言葉となって表れている。
秋篠宮さまの生物学への深い造詣は、単なる趣味の領域を超え、専門的な知識として確立されている。皇室メンバーとしての公務と、研究者としての視点が見事に融合し、さまざまな場面で独自の貢献をされていることが窺える。