高浜市役所放火事件、60代男を書類送検 納税トラブル背景に
高浜市役所放火事件、60代男を書類送検 (16.02.2026)

高浜市役所で発生した侵入・放火事件、60代男性を書類送検

愛知県高浜市役所で2024年7月に発生した侵入・放火事件で、愛知県警は2026年2月16日、60代の男性を傷害や建造物等以外放火などの疑いで書類送検しました。この事件は公共施設を舞台にした重大な事案として、地域社会に大きな衝撃を与えています。

事件の詳細と容疑内容

書類送検容疑によると、男性は2024年7月16日午後、高浜市役所に侵入しました。現場では「職員を出せ」と叫びながら刃物を振り回し、さらにペットボトルに入れた可燃性の液体を自らかぶって火を付けたとされています。この行為により、制止しようとした職員3人が軽いけがを負いました。

県警の発表では、男性自身も事件で重いやけどを負い、現在も入院治療を続けている状況です。市の関係者によれば、男性は事件前から納税を巡るトラブルに直面しており、その問題が事件の背景にある可能性が指摘されています。

現場の対応と被害状況

事件発生時、職員たちは迅速に対応し、消火器を使用して約20分後に火を消し止めました。現場となった市役所の1階には、当時職員約50人と市民数人がいたと報告されています。幸いにも大規模な人的被害は免れたものの、公共施設での刃物使用と放火行為は、市民の安全に対する深刻な脅威となりました。

この事件は、地方自治体の窓口業務における安全対策の重要性を改めて浮き彫りにしています。高浜市役所では、事件後セキュリティ強化策を講じているとみられますが、詳細な対策内容については明らかにされていません。

今後の捜査と社会的影響

愛知県警は、男性の動機や事件の全容解明に向けて、引き続き捜査を進めています。書類送検は司法手続きの一環であり、検察庁による起訴判断が注目されます。また、納税トラブルがどのように事件に結びついたのか、行政側の対応を含めた背景調査も重要なポイントとなるでしょう。

この事件は、公共施設の安全確保と、市民の行政サービスへのアクセスにおける課題を社会に投げかけています。高浜市をはじめとする地方自治体では、類似事案の防止策と、市民との円滑なコミュニケーション体制の構築が急務となっています。