台風6号は3日、本州南岸を東進し、神奈川県内では線状降水帯が発生するなど、明け方から昼にかけて断続的な大雨に見舞われました。県内のアメダスでは横浜市中区で午前9時までの1時間に50ミリの非常に激しい雨を観測。このほか、三浦市で44.5ミリ、藤沢市で40.5ミリの1時間降水量を記録し、いずれも6月の観測史上最大となりました。
被害状況と気象の詳細
県くらし安全防災局によると、3日午後5時現在、浸水などの建物被害は確認されていません。県内に暴風警報は発令されませんでしたが、同日午前10時50分ごろ、平塚市内でタクシーに乗ろうとした80代男性が強風にあおられて転倒、頭部に軽傷を負いました。
線状降水帯の発生
気象庁は3日午前9時2分、県東部に線状降水帯が発生したと発表しました。横浜地方気象台によると、三浦半島周辺にかかるように広がり、比較的短時間で消滅したとみられます。
24時間降水量の記録
アメダスで観測された3日午後3時までの24時間降水量は、横浜市中区で171ミリ、三浦市で154ミリ、海老名市で152.5ミリに達しました。鶴見川は午前9時10分、横浜市港北区の基準観測所で避難判断水位を超えてレベル3氾濫警報が出されましたが、3時間後に解除されました。
避難指示の発令
県くらし安全防災局によると、県内の8市町で、5段階の警戒レベルのうち上から2番目のレベル4「避難指示」が発令されました。住民は安全な場所への避難が呼びかけられましたが、大きな被害は報告されていません。
今回の台風6号による大雨は、神奈川県内に一時的な影響を与えましたが、線状降水帯の早期消滅や迅速な避難指示により、人的被害は最小限に抑えられました。気象庁は引き続き、土砂災害や河川の増水に注意を呼びかけています。



