熊本市動植物園でサイ飼育員が骨折事故
2026年4月26日午前11時ごろ、熊本市東区にある熊本市動植物園から「飼育員がサイに倒された」と119番通報がありました。熊本東警察署によると、50代の男性飼育員がサイに襲われて倒れ、柵に頭部を強く打ちつけたとのことです。男性は頭部から出血しており、すぐに病院へ搬送されました。診断の結果、頭蓋骨と頸椎を骨折していましたが、命に別条はなく、現在は回復に向かっていると報告されています。
事故の詳しい状況
熊本市動植物園の説明によれば、園内では2頭のサイが通常、仕切りで区切られた運動場で飼育されています。事故当日、男性飼育員を含む2人のスタッフが、繁殖を目的としてオスとメスのサイを引き合わせる作業を行っていました。その過程で、三つに分かれた寝室のうち、最も奥の部屋にオスのサイを一時的に移動させたところ、スライド式の柵が完全に閉まっていなかったため、中央の部屋で男性飼育員と鉢合わせしてしまったのです。サイは推定体重1000~1350キログラム、体長約3メートルという大型で、男性は約20年にわたりサイの飼育を担当してきたベテランでした。
再発防止に向けた取り組み
今回の事故を受け、熊本市動植物園は再発防止策として、柵の施錠確認手順の徹底や、繁殖作業時の安全マニュアルの見直しを進めています。また、飼育員の安全を最優先に、今後も動物との適切な距離を保ちながら飼育業務を継続する方針です。



