能登半島地震で甚大な被害を受けた石川県珠洲市は、このほど復興計画を正式に策定しました。計画は、防災拠点の整備や産業の再生を柱としており、被災からの着実な復興を目指す内容となっています。
復興計画の概要
計画期間は2026年度から2035年度までの10年間で、総事業費は約1,500億円を見込んでいます。市は、地震で壊滅的な被害を受けた中心市街地の再整備を最優先課題に位置づけ、防災機能を備えた拠点施設の建設を進める方針です。
防災拠点の整備
具体的には、市役所や消防署、避難所を兼ねた複合施設を新設し、災害時の中枢機能を強化します。また、津波避難ビルの整備や、耐震性の高い住宅団地の造成も計画に盛り込まれています。
産業振興と雇用創出
産業面では、地元の伝統工芸品である珠洲焼の復興支援や、観光客誘致に向けたインフラ整備を推進。さらに、再生可能エネルギー関連産業の誘致を図り、新たな雇用創出を目指します。
市長は「今回の計画は、単なる復旧ではなく、より強靭で持続可能なまちづくりを目指すものだ。市民と協力しながら、着実に実行していきたい」と述べています。
今後、市議会の承認を得た上で、順次事業を開始する予定です。国や県からの財政支援も見込まれており、復興の加速が期待されています。



