JR東日本は28日、気仙沼線のバス高速輸送システム(BRT)の一部区間15.5キロメートルで、自動運転バスの走行を開始するのに先立ち、報道陣に公開しました。このバスは、特定条件下で運転手が不要となる「レベル4」に対応し、最高時速は約60キロメートルに達します。JR東日本によると、バスのレベル4自動運転としては国内最速の速度です。
公開走行の詳細
公開された走行では、運転手がハンドルから手を離した状態で柳津駅を発車。直線区間では時速60キロ近くまで加速しました。専用道内には2メートルごとに磁気マーカーが埋設されており、車両の磁気センサーがこれを読み取ることで、車両位置を高精度に認識します。そのデータを基に速度を調整しながら、陸前横山駅の停止位置で正確に停車しました。
運行計画
この自動運転バスは、29日から7月4日までの毎週金曜日と土曜日に運行される予定です。気仙沼線は、東日本大震災で線路が被災したため、一部区間をBRTの専用道に転換して運行しています。
技術的特徴
磁気マーカーとセンサーによる位置認識システムは、天候や路面状況に左右されず安定した制御を可能にします。また、緊急時には運転手が即座に手動運転に切り替えることができる安全設計も採用されています。この技術は、将来的な完全無人運転への布石として期待されています。



