岩手県大槌町は2日、大規模な山林火災について延焼の恐れがなくなったとして、同日午後1時に鎮圧を宣言した。4月22日の出火から11日目での鎮圧となり、焼損面積は1633ヘクタールに達した。総務省消防庁によれば、2025年に同県大船渡市で発生した山林火災(約3370ヘクタール延焼)に次ぎ、平成以降では国内で2番目の規模となる。
火災の概要と被害
火災は22日午後、小鎚地区と吉里吉里地区周辺で発生。乾燥と強風の影響で急速に延焼が拡大し、住宅を含む8棟が焼失した。避難指示は最大で町の人口の約3割に相当する1558世帯、3257人に発令された。
消火活動の経過
各地から緊急消防援助隊が集結し、千人以上の態勢で地上消火活動を展開。自治体や自衛隊のヘリコプターによる空中散水も行われた。27日以降は連日の降雨により状況が改善し、町は住宅への被害リスクがなくなったとして30日までに全域の避難指示を解除した。消防はその後も熱源や白煙が確認された場所で慎重に消火活動を続けていた。
鎮圧後の状況
鎮圧宣言により、大規模な延焼リスクは去ったが、今後の天候や残り火の処理には注意が必要とされる。町は引き続き警戒を呼びかけている。



