奈良県桜井市は4日、市内の男性から昨年寄付された金塊20キロのうち、10キロについて一般競争入札により東京都内の貴金属会社への売却が決まったと発表しました。売却見込み額は、時期により変動するものの、2億6633万円(4月23日現在)に上ります。市は8日開会の市議会に関連議案を提案する予定です。
売却に至る経緯
市は当初、金塊を5キロずつに分けて入札を試みましたが、応札者が現れませんでした。そこで3回目に売却量を増やしたところ、今回の売却が成立しました。残りの10キロについても、同様に一般競争入札で売却する方針です。
寄付者の意向と活用方法
寄付者は「災害時に避難所として使われる施設の環境整備に役立ててほしい」との意向を示していました。市は売却益を全額、その意向に沿って避難所の環境整備などに充てる計画です。具体的な整備内容は、備蓄品の充実や空調設備の改善などが検討されています。
この金塊寄付は、昨年市内の男性から突然市に申し出があり、話題を集めました。市は寄付の経緯について詳細を明らかにしていませんが、男性の篤志に感謝の意を表しています。
奈良県桜井市は、観光地としても知られ、今回の売却益が地域の防災力向上に寄与することが期待されています。



