福島県警がクマ駆除プロジェクトチームを発足 ライフル銃で人的被害対策を強化
福島県警がクマ駆除PT発足 ライフル銃で対策強化

福島県警がクマ駆除のプロジェクトチームを本格始動 ライフル銃で緊急対応

クマによる人的被害や市街地への出没が多発していることを受け、福島県警察は2月27日、ライフル銃を使用してクマを駆除する専門のプロジェクトチーム(PT)の運用を正式に開始しました。警察が組織的にクマ駆除対策チームを設置するのは、秋田県、岩手県、山形県に次いで全国で4例目となります。

駆除チームの出動条件と編成体制

このプロジェクトチームは、市街地で人的被害が発生した場合、またはその恐れが強い際に、猟友会員の確保が困難で自治体による緊急銃猟が実施できないような緊急事態に限り、本部長の指揮のもとで出動します。県警は昨年12月から、猟友会などの協力を得て、ライフル銃を用いた安全かつ確実な駆除に向けた実践的な訓練を重ねてきました。

駆除に適したライフル銃や銃弾はすでに配備されており、今後は警察庁から追加の装備が供給される予定です。現場には、警察署の生活安全課長などが現場責任者を務め、機動隊の中隊長などが指揮官となり、射撃を担当する銃器対策部隊員2人で構成される現場対応ユニットを派遣します。ユニットは2組を同時に編成できるよう準備が進められており、駆除は住民の安全を最優先に確保した上で、本部長の指揮下で実施されます。

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背景にある法改正と被害状況の深刻化

県警によると、昨年11月に改正国家公安委員会規則が施行され、警察官がライフル銃でクマを駆除することが可能になったことを受けて、態勢整備を求める要望が高まっていました。この法改正が、プロジェクトチーム発足の後押しとなったのです。

福島県内では、昨年1年間のクマによる人的被害が21件24人と、前年比で14件17人増加し、過去最多を記録しました。また、県警に寄せられた目撃情報は1977件と、前年比1345件増と大幅に上昇しています。今年に入っても目撃情報は相次いでおり、2月26日時点で44件と、前年同期比38件増と依然として高い水準が続いています。これらのデータは、クマの出没が社会問題として深刻化していることを如実に示しています。

県警は、このプロジェクトチームを通じて、迅速かつ効果的な対応を図り、地域住民の安全安心の確保に全力を挙げる方針です。今後も訓練を継続し、緊急時には即座に出動できる体制を整えていくことを明らかにしています。

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