京都男児遺棄事件で父親が殺害認める供述 任意聴取で「首絞めて殺した」
京都府南丹市の山中で市立園部小学校の安達結希さん(11)の遺体が発見された事件で、死体遺棄容疑で逮捕された父親の安達優季容疑者(37)が、逮捕前の任意聴取において「首を絞めつけて殺した」という趣旨の供述を行ったことが、捜査関係者への取材により明らかになりました。
「車で学校に寄った後、移動して殺害」と詳細供述
優季容疑者はさらに、「(結希さんを載せた)車で学校に一度寄った後、場所を移動して殺害した」とも供述しています。この発言は、事件の経緯を解明する上で重要な手がかりとなる可能性があります。
現在、優季容疑者は「私のやったことに間違いない」と死体遺棄容疑を認めていますが、司法解剖の結果、死因は特定されておらず、京都府警は結希さんが死亡に至った詳細な経緯について慎重に調査を進めています。
車両や衣服など三十数点を押収 徹底的な証拠収集
府警は4月15日と16日の2日間にわたり、優季容疑者の自宅を捜索し、2人の衣服など合計三十数点の証拠品を押収しました。さらに、優季容疑者が使用していた車両も押収し、詳細な鑑定を実施している状況です。
捜査関係者によれば、府警が結希さんの生存を最後に確認できたのは3月23日朝でした。防犯カメラ映像の分析を通じて、この時間帯に優季容疑者の車が学校付近まで来ていた事実が確認されています。
防犯カメラに映らず 不自然な行動が浮上
しかし、校舎に設置された防犯カメラには、結希さんが学校に向かって歩いてくる映像が記録されていませんでした。この点は、事件の真相を探る上で重要な矛盾点として注目されています。
優季容疑者の供述によると、車で学校に一度寄った後に別の場所で結希さんを殺害し、その後、南丹市内で複数回にわたり遺体を移動させたとされています。一方で、優季容疑者自身が「息子が行方不明になった」と110番通報しており、府警はこの通報の経緯や背景についても詳細に調査し、事実関係の裏付けを進めています。
逮捕容疑は死体遺棄 3月23日から4月13日にかけて
府警が明らかにした逮捕容疑は、3月23日朝から4月13日夕方ごろまでの間、南丹市園部町の山林や市内の別の場所に結希さんの遺体を運んで隠し遺棄したというものです。現在、府警は殺人容疑を含むさらなる立件に向けて、証拠の収集と分析を急いでいます。
この事件は地域社会に大きな衝撃を与えており、児童の安全確保や家庭内のサポート体制の重要性が改めて問われる事態となっています。府警は今後も関係者への聞き取りや物的証拠の検証を続け、事件の全容解明に全力を挙げる方針です。



