少年のオンラインカジノ違法賭博が急増、「暇つぶし」や「話題づくり」が背景に
警察庁は2月26日、オンラインカジノを利用した違法賭博に関与したとして、全国の警察が昨年1年間に少年27人を摘発・補導したと発表しました。前年の3人から大幅に増加しており、同庁は少年たちがスマートフォンなどを通じて安易に賭博に手を染めていると分析し、警戒を強めています。
内訳は高校生が13人、中学生が8人、その他の少年が6人
警察庁の発表によると、27人の内訳は摘発が24人、補導が3人でした。年齢別では高校生が13人、中学生が8人、その他の少年が6人となっています。補導された中学生の中には、小学6年生の頃からカジノ賭博を繰り返していた少年も含まれており、低年齢化と長期化の傾向が浮き彫りになりました。
10代の経験者は約18万人と推計、理由は「暇つぶし」や「話題づくり」
同庁が昨年公表したオンラインカジノの実態調査では、10歳代の経験者は全体(約337万人)の約5%にあたる約18万人と推計されています。利用の主な理由として挙げられているのは「暇つぶし」や「話題づくり」などで、スマートフォンの普及により、簡単にアクセスできる環境が安易な手口を助長していると見られています。
他の犯罪への波及も懸念、ロマンス詐欺事件も発生
オンラインカジノの違法賭博は、他の犯罪につながる恐れも指摘されています。警視庁が昨年10月に「ロマンス詐欺」の手口で男性から約134万円を詐取したとして詐欺容疑で摘発した男子高校生は、オンラインカジノの賭け金を稼ぐために女子大生になりすましたとされています。この事例は、賭博がより深刻な犯罪を誘発するリスクを如実に示しています。
少年はギャンブル依存症リスクが高く、警察庁が広報強化
少年は脳の発達が未熟で、成人よりもギャンブル依存症に陥るリスクが高いとされています。警察庁はこの点を重視し、オンラインカジノの違法性や危険性についての広報活動を強化しています。スマートフォンやインターネットの利用が日常化する中、少年たちへの適切な指導と教育が急務となっています。
今回の発表は、デジタル時代における少年犯罪の新たな様相を浮き彫りにしました。オンラインカジノの違法賭博が少年の間で広がる背景には、技術の進歩と社会的な要因が複雑に絡み合っており、今後も継続的な監視と対策が求められています。



