福岡県宗像市の教員免許偽造事件、元補助教員の被告を不起訴に
福岡県宗像市への採用を巡り、偽造された教員免許を提出した疑いで追送検されていた元補助教員の被告(66歳)について、福岡地方検察庁は20日、不起訴処分としたと発表しました。この決定は、諸般の事情や関係証拠を慎重に検討した結果によるものです。
事件の経緯と不起訴の背景
被告は、福岡県須恵町立中学校の元補助教員で、宗像市への採用時に偽造された教員免許の写しを提出したとして、偽造有印公文書行使容疑で追送検されていました。福岡県警察粕屋署の捜査によると、被告は2020年2月頃、宗像市が採用を委託する人材派遣会社に偽造教員免許の写しを提出した疑いがあり、今年1月に追送検されていました。
福岡地検は、この事件について「諸般の事情、関係証拠を慎重に検討した」と説明し、不起訴処分とした理由を明らかにしています。具体的な詳細は公表されていませんが、証拠の評価や法的判断に基づく決定とみられます。
別の事件では起訴され公判中
一方、被告は宗像市以外にも、須恵町などへの採用時にも偽造免許の写しを提出したとして、同罪で既に起訴されており、現在公判が進行中です。このため、今回の不起訴処分は宗像市に関する事件に限定されたもので、他の事件とは別個に扱われています。
教育現場における免許偽造問題は、教員の資質や信頼性に関わる重大な事案として注目を集めており、今回の不起訴決定は、地域社会や教育関係者に波紋を広げています。福岡地検は、今後の捜査や公判の進展に応じて、適切な対応を取るとしています。



