愛知県内の警察署に勤務する60歳の男性警部補が、知人女性に対するストーカー行為や運転免許証情報の不正照会を行ったとして、愛知県警から書類送検され、停職1カ月の懲戒処分を受けていたことが、県警関係者への取材で明らかになった。警部補はすでに退職している。
ストーカー行為と不正照会の詳細
県警関係者によると、警部補は2022年から2025年にかけて、スマートフォンで知人女性を盗撮するなどのストーカー行為を繰り返した。また、2021年には別の知人女性を盗撮した上、県警のシステムを使ってその女性の運転免許証情報を不正に照会し、個人情報を入手したとされる。さらに、被害女性の自宅付近にも接近していたという。
警部補は好みの女性の姿を継続的に盗撮していたとみられ、これらの行為がストーカー規制法で禁じられた行為に該当すると判断された。発覚は昨年で、県警が内部調査を進めていた。
県警の対応と非公表の理由
県警は、被害女性の保護を理由に、処分内容や書類送検の事実を公表していなかった。警察官は端末を使用して、登録された免許証情報や車のナンバープレートから個人の住所などを確認できる権限を持っており、今回の事件はその権限が悪用されたケースとなる。
同様の事件は他県でも発生しており、今年4月には山梨県警で、好意を抱く女性の知人男性の個人情報を不正照会し、男性宅を訪れたとして、30代の男性巡査長(当時)がストーカー規制法違反などの疑いで書類送検されている。



