馬の蹄を保護する蹄鉄の製作や装着技術を競う「全国装蹄競技大会」の予選会が、盛岡市新庄の盛岡競馬場で開催された。県内から集まった装蹄師たちが、日頃培った技術を披露し、熱い戦いを繰り広げた。
3種目の競技内容
この日の予選会では、以下の3種目が実施された。
- 装蹄判断競技:馬の歩き方を観察し、最適な装蹄方針を決定する。
- ジャーニーマン競技:蹄鉄製作の正確さと速さを競う。
- 装蹄競技:蹄鉄装着のシミュレーションを行う。
ジャーニーマン競技の様子
ジャーニーマン競技では、参加者が鉄の棒を高温の炉で加熱して柔らかくし、金づちで丹念に打ちながら馬の蹄に合わせてU字形に成形する。その一連の作業には、高度な技術と集中力が求められる。
予選会の結果
予選会の結果、盛岡競馬場の中村亘さんが優勝を果たした。2位には水沢競馬場の及川健さんが入り、両名は10月に栃木県で開催される全国大会への出場権を獲得した。中村さんは「入賞できるように頑張りたい」と意気込みを語った。全国大会で優勝すると、アメリカで行われる国際大会に日本代表として出場する権利が得られる。
観客の反応
予選会は一般公開され、多くの競馬ファンが固唾を飲んで見守った。奥州市のサービス業、照井早苗さん(56)は「蹄鉄がなければ馬は走れない。装蹄師の技術はすごい」と感嘆の声を上げた。会場には熟練の技を間近で見ようと、多くの来場者が詰めかけた。
装蹄師の技術は馬の健康とパフォーマンスに直結する重要な仕事であり、今回の予選会はその技術の高さを広く知らしめる場となった。



