皇室典範改正へ来週にも「立法府の総意」案 衆院議長らが提示へ
皇室典範改正へ来週にも「立法府の総意」案

安定的な皇位継承をめぐる議論が加速している。衆参両院の正副議長は15日、各党派の代表者協議を開催し、与野党全13党派の見解が出そろったことを受けて、森英介衆院議長(自民党)が会見で、今国会中の皇室典範改正に向け、来週にも取りまとめ案を示す考えを明らかにした。

協議の経緯と今後のスケジュール

各党派の代表者協議は衆院議長公邸で開かれ、今回が今国会で2回目となる。先の衆院選に合わせて結党した中道改革連合がこの日、党としての意見を表明し、全13党派の考えが示された。森氏は「全党のご理解、ご賛同を得るのは不可能だが、多少の違いがあっても納得いただける案を作りたい」と述べ、調整に尽力する姿勢を示した。

森氏ら衆参正副議長は来週にも再び協議を開き、各党派に対して取りまとめ案を示す方針だ。その後、各党派の意向を確認した上で、政府に対し「立法府の総意」に沿った皇室典範改正案の法案作成を求める見通し。政府は改正案を国会に提出し、7月17日に会期末を迎える今国会での成立を目指す。

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議題となった2つの案

各党派による協議では、政府の有識者会議が「皇族数確保策」として提示した以下の2案が議題となっている。

  • 女性皇族が結婚後も皇族の身分を保つ案:現在の皇室典範では女性皇族は結婚により皇籍を離脱するが、これを改め、結婚後も皇族として残ることを認める。
  • 旧宮家の男系男子を養子として皇族に迎える案:戦後、皇籍を離脱した旧宮家の男系子孫を養子として皇族に迎え、皇族数を確保する。

これらの案は、皇族数の減少に歯止めをかけるためのもので、各党派間で意見の一致を図ることが課題となっている。

森氏は会見で、各党派の意見を尊重しつつ、立法府としての総意を形成したいと強調。今後の調整次第では、政府への働きかけが本格化し、皇室制度のあり方に大きな変更が加えられる可能性がある。

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