茨城県古河市の介護老人保健施設で入所者2人が相次いで死亡し、元施設職員の赤間恵美被告(40)が殺人の罪で起訴された事件で、茨城県警が作成した捜査資料に被告を「デブ」「ブタ」と記載していたことが明らかになった。水戸地裁で13日に行われた公判で弁護側がこの事実を指摘し、証人として出廷した県警幹部が謝罪した。
観察日誌に不適切な表現
不適切な記載があったのは、逮捕前の被告の自宅周辺での行動を警察官が観察し記録した「観察日誌」という書類である。弁護側は、2021年7月以降の日誌において、被告について「デブ」「ブタ」という表現が使用されていると指摘した。県警は同年12月に被告を殺人容疑で逮捕している。
公判での謝罪
13日の公判には、現在の県警捜査1課長が出廷した。課長は当初の捜査に関わっていたが、書類作成時点では別部署に異動しており、この書類には関与していないと説明した上で、記載内容について「申し訳ない」と述べて謝罪した。
事件の概要
被告は、2020年5月と7月に、勤務していた施設で入所者計2人の点滴チューブに空気を注入し、血液が循環しない状態にして殺害したとして殺人罪に問われている。被告は「空気を注入していません」と起訴内容を否認し、弁護側は無罪を主張している。
県警のコメント
県警刑事総務課は「関係者への配慮や品位に欠ける記載について適切でないものと認識しております。今後、指導を徹底してまいります」とのコメントを発表した。



