沖縄県に生息する希少なカメなどを違法に捕獲したとして、警視庁はペットショップ経営の男(49)=福島県いわき市=と、同店店長の女(37)=茨城県八千代町=を種の保存法違反(捕獲禁止)などの疑いで逮捕し、14日発表した。
「金になるから」と容疑認める
生活環境課によると、男は「捕獲してはいけないと知っていたが、お金になるから捕獲してしまった」と容疑を認めている。一方、女は「身に覚えがない」と否認しているという。
違法捕獲の手口
2人は2024年10月に沖縄県内で、国内希少野生動植物種に指定されているリュウキュウヤマガメ(国指定天然記念物)4匹を捕獲。男は11月にクロイワトカゲモドキ(沖縄県指定天然記念物)2匹も捕獲し、計6匹を現地から運び出した疑いがある。
警視庁の調べでは、捕獲したカメは洗濯ネットに入れられ、宅配便で配送されていた。伝票には「衣類」と記載され、発覚を免れようとした可能性がある。
ペットショップでの販売目的か
男が経営するペットショップでは、希少な爬虫類を高額で販売していたとみられ、警視庁は販売目的での違法捕獲とみて詳しい経緯を調べている。リュウキュウヤマガメはペットとして人気が高く、密猟の標的になることがある。
種の保存法は、国内希少野生動植物種の捕獲、譲渡などを禁止しており、違反した場合には5年以下の懲役または500万円以下の罰金が科される。警視庁は、野生生物の保護を呼びかけている。



