こどもの日に母子支援施設でマルシェ 子どもが店長役で大喜び
こどもの日、母子支援施設でマルシェ 子ども店長が活躍

「こどもの日」の5日、全国各地で子どもたちが楽しめる多彩な催しが開催された。東京都足立区の母子生活支援施設では、様々な出し物でにぎわう「Piece(ピース)マルシェ」が開かれ、子どもたちの元気な声が響き渡った。

子どもが店長役の縁日コーナーが大人気

マルシェでは、母親たちが手作りしたアクセサリーの販売や、親子で記念撮影ができるブースなど、充実した内容が用意された。中でも特に人気を集めたのが、子どもたちが輪投げやボールすくいなどの店長役を務める「子ども縁日」コーナーだ。店長を務めた子どもたちは、マルシェ内で買い物などに使えるチケットを受け取ることができ、「いらっしゃいませ」「安いよ」と元気いっぱいの声で来場者を迎えていた。

店長役を務めた芽依さん(11)は、「小さな子におまけをしたら喜んでくれて、とてもうれしかった」と笑顔を見せた。また、出店した元施設利用者の女性(34)は、「子どもたちが元気になってくれると、こちらの気持ちも上がります」と目を細めた。

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マルシェ誕生の背景

このマルシェは、2020年にエステティシャンの安藤里美さん(59)が、コロナ禍で孤立した暮らしが広がる社会の流れを変えたいと、区に支援を申し出たことがきっかけで始まった。区からこの母子生活支援施設を紹介され、安藤さんはボランティアで母親たちにエステ体験を提供するなどの活動を続けてきた。

その後も活動は継続され、2024年6月に初めてマルシェを開催。今年に入り、女性支援活動を行う入澤真美さん(36)らが加わり、活動の輪がさらに広がった。

関係者の思い

安藤さんは「パズルのピースを組み合わせるようにつながりを築きたかった。子どもたちの表情も以前とは大きく違う」と語る。入澤さんも「ここにいてもいいんだという居場所を作りたかった」と続けた。

母子生活支援施設は、児童福祉法に基づき、経済的な困窮など支援が必要な母親とその子どもが一時的に生活する施設。職員で社会福祉士の橋本久美子さん(57)は「マルシェのような、子どもも女性もそれぞれが社会の構成員として戻っていくプロセスを大切にしたい。楽しみながら取り組めば、みんな幸せになれる」と温かく見守った。

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