【ワシントン共同】トランプ米大統領が出席した夕食会での暗殺未遂事件を巡り、ワシントンの連邦地裁は4日、訴追されたコール・トーマス・アレン容疑者の拘置環境が通常よりも「過酷」であると批判した。拘置施設での厳しい監視に加え、弁護士への電話や書籍の持ち込みが制限されていることなどを問題視した。米メディアが伝えた。
地裁治安判事の指摘
地裁の治安判事は、2021年1月に発生した連邦議会襲撃事件の容疑者の取り扱いと比較。アレン容疑者には自殺する危険性は見受けられず、前科もないと指摘し、不当に懲罰的な対応を受けていると述べた。
事件の概要
事件は4月25日に発生。アレン容疑者は、トランプ氏への暗殺未遂や犯罪目的での銃器使用など、計三つの容疑で訴追された。
拘置環境の詳細
拘置施設では、アレン容疑者に対して通常の受刑者よりも厳しい監視が行われている。また、弁護士との電話連絡が制限され、書籍の持ち込みも禁止されている。これらは、適切な弁護権の行使や精神的な安定を損なう可能性があるとして問題視されている。
さらに、判事は、アレン容疑者が自殺する危険性が低く、過去に犯罪歴がないことから、このような措置は過剰であると判断した。連邦議会襲撃事件の容疑者と比較しても、より厳しい扱いを受けていると指摘した。
今後の見通し
この判事の批判を受け、拘置施設側は対応を検討する可能性がある。一方、事件の捜査は続いており、アレン容疑者の公判は今後行われる見通し。



