和歌山県橋本市のご当地グルメとして親しまれているオムレツが、再び注目を集めている。新型コロナウイルスの影響で減少していた認定店が、徐々に回復傾向にあるのだ。飲食店や生産者で構成される「和歌山はしもとオムレツ推進協議会」が発足してから、今年で10年が経過した。6月2日の「オムレツの日」に合わせたイベントを開催し、さらなる認知度向上を目指している。
キッチンカーが初の認定
今年2月、ホットサンドを販売するキッチンカー「SUN LAND」が、固定店舗以外では初めて認定店となった。同店の看板メニュー「スパニッシュサンド」は、マッシュルームやタマネギなどを具材に、コンソメと隠し味で味付けしたオムレツを、ホットサンドで挟んだ逸品だ。店主の辻本成さん(43)は「地産地消にぴったりのメニュー」と胸を張る。人気は高く、2時間で売り切れることもあるという。
学校給食でも提供
市は昨年から、市内の小中学校の給食で、特産の柿を使ったソースなどをかけたオムレツの提供を開始した。年数回の提供を予定しており、市学校給食センターも「認定店」に加わった。協議会事務局を務める市の秋山康弘・産業振興課長は「勢いが出てきた」と手応えを語る。
「はしもとオムレツ」の取り組みは、地域活性化のモデルケースとしても注目されている。今後も認定店の拡大やイベントを通じて、ご当地グルメとしての地位を確立していく方針だ。



