仙台地裁は8日、強盗致死などの罪に問われているパキスタン国籍の元従業員の男性被告(43)の差し戻し審で、同日予定していた初公判の期日を取り消した。被告が発熱し、出廷できないためとしている。
裁判長が法廷で説明
榊原敬裁判長は開廷前、法廷でこの決定を明らかにした。また、9日の審理も取りやめることを決定。被告の体調が回復次第、審理を開始する方針だ。
事件の概要
起訴状などによると、被告は複数人と共謀し、2020年7月25日から26日にかけて、宮城県柴田町にある社長宅で、ビジネスバッグなど54点(合計約28万8500円相当)を奪い、テレビドアホンモニターを損壊したとされる。この際、共謀者がインド国籍の社長の首を絞めて死亡させたとされている。
これまでの経緯
仙台高裁は2024年3月の控訴審判決で、被告の取り調べについて「限度を超えた意訳があった」と認定し、懲役23年とした地裁判決を破棄。審理を地裁に差し戻していた。今回の差し戻し審では、改めて事実認定と量刑が争われることになる。
被告の体調は安定しており、数日中には回復する見通し。地裁は体調を見ながら、速やかに審理を再開する予定だ。



