2024年7月、神奈川県川崎市内の住宅に侵入し、20代の女性に性的暴行を加えた上、現金を奪ったとして、住居侵入と強盗・不同意性交等の罪に問われている無職の高橋翼被告(33)の裁判員裁判の初公判が2日、横浜地方裁判所で開かれた。被告は起訴事実の一部を否認し、「最初から性的なことをしようと思っていなかった」と述べた。
検察側の冒頭陳述
検察側の冒頭陳述によると、高橋被告は数日前に偶然、自宅近くで見かけた20代女性が住むアパートの敷地内で待ち伏せ。帰宅した女性に近づき、自宅に押し入って性的暴行を加え、その様子をスマートフォンで撮影した。さらに、女性の財布から現金約1万円を奪い、女性の身分証を撮影し、「誰にも言うなよ」などと脅して逃走したとされる。
また、同年8月には市内の別の住宅に無施錠の窓から侵入し、住人の10代女性に対して同様の犯行に及んだという。
弁護側の主張
弁護側によると、高橋被告は生活費の支払いに困っており、いずれの事件も金銭目的で行われたもので、性交は口封じのためだったと主張。金銭を奪った後に性的暴行を加えたとしており、金銭を奪う段階で女性が抵抗できない状態ではなかったため、強盗罪ではなく恐喝罪が適用されるべきだとしている。
初公判では、被告の主張の妥当性や事件の詳細が争われる見通し。次回公判は7月に予定されている。



