女児のAIポルノ画像所持、元教諭に懲役3年6月の実刑判決
女児のAIポルノ画像所持、元教諭に懲役3年6月

名古屋地方裁判所(松本高明裁判官)は4日、女児の盗撮や生成AIで作られたディープフェイクポルノ画像の所持など、児童買春・児童ポルノ禁止法違反の罪に問われた名古屋市立小学校の元教諭(35)に対し、懲役3年6カ月(求刑懲役6年)の判決を言い渡しました。

事件の概要

判決によると、元教諭は2023年から2025年にかけて、名古屋市内の小学校で女児の着替えを盗撮し、教員で構成されるグループチャットに投稿したほか、女児のリコーダーや給食の食器に体液を付けるなどの行為を行いました。また、実在する女児2人の写真を基に生成AIで加工したディープフェイクポルノ画像を所持していたことも起訴内容に含まれています。

司法の判断

判決は、女児が裸に見える画像について、学校活動の写真を生成AIで編集して作られたものと認定。「身体の部分はAIによるものだが、顔は実在の女児で、ポーズも同じ。一般の人が見ればその児童の裸だと誤信するほど精巧だ」と指摘しました。その上で、「性的な画像が拡散され、悪用される危険な状態を作り出しており、極めて卑劣で悪質」と批判しました。

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被害の影響

判決は「女児が被害を知れば、多大な精神的苦痛を受ける。教員への信頼を損なった学校現場への影響も大きい」と非難。一部の被害者と示談が成立しているものの、「金銭を支払っても被害が大きく回復されるものではなく、実刑はやむを得ない」と判断しました。

グループの実態

このグループは、愛知、神奈川など5都道県の小中学校教員計7人が参加し、SNS上で盗撮画像を共有していたとみられます。これまでに4人の有罪が確定しています。グループの存在は、元教諭が駅で少女のリュックに体液をかけた疑いで2025年3月に逮捕されたことがきっかけで発覚しました。

社会への警鐘

本件は、教員という立場を悪用した卑劣な犯罪として、教育現場や社会全体に大きな衝撃を与えました。AI技術の悪用によるディープフェイクポルノの危険性も浮き彫りとなっており、今後の法整備や対策が求められます。

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