佐賀県多久市で県産杉の苗木86本が抜き取られる被害、県が注意喚起
佐賀県多久市で県産杉の苗木86本が抜き取り被害

佐賀県は4日、同県多久市の山林において、市が植栽した県産杉の苗木86本が抜き取られる被害が確認されたと発表した。県警小城署が盗難事件として捜査を進めている。

被害の概要

県によると、抜き取られたのは県が独自開発した品種「サガンスギ」で、今年1月に植栽された約3000本の一部。いずれも高さ30~50センチ程度の苗木で、根ごと抜き取られていた。被害額は約2万円と推定される。5月下旬に市から委託を受けて巡回していた業者が発見し、市が小城署に被害届を提出した。

サガンスギの特徴

サガンスギは、県が50年以上かけて開発し、2022年に商標登録された品種である。成長スピードが速く、花粉の飛散量が少ないのが特長で、昨年度までに約15万本が県内で植えられた。県は「犯人の狙いはわからないが、許しがたい行為だ」として、林業関係者らに注意を呼びかけている。

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現在、県警小城署が周辺の聞き込みや現場検証を行い、事件の全容解明を目指している。県は今後、巡回の強化や監視カメラの設置など、再発防止策を検討する方針だ。

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