85歳運転手、鑑定留置開始 事故数日前のドラレコに異変か
85歳運転手、鑑定留置開始 数日前のドラレコに異変

名古屋市南区で5月、マイクロバスにはねられ男女2人が死亡した事故で、事故の数日前、車内のドライブレコーダーに、道交法違反(ひき逃げ)容疑などで逮捕された酒井照也容疑者(85)について、普段と異なる様子が映っていたことが捜査関係者への取材でわかった。当日の走行についても、客観的な証拠と食い違う供述をしているといい、愛知県警は容疑者の体調に何らかの異変が生じていた可能性があるとみている。

名古屋地検は11日、健康状態や刑事責任能力の有無を調べるため、容疑者の鑑定留置を始めた。期間は10月13日まで。

事故は5月29日夕、名古屋市南区の交差点で発生。青信号で横断歩道を渡っていた30代の男女2人が、酒井容疑者が運転するスイミングクラブの送迎バスにはねられ死亡した。

Pickt横長バナー — Telegram用の共同買い物リストアプリ

捜査関係者によると、車内のドライブレコーダーをさかのぼって確認したところ、事故の数日前、容疑者がルーティンとしている行動をしないなどの様子が確認された。事故前後の走行に関しても、複数の点について客観的証拠と異なる説明をしたり、「覚えていない」と述べたりしているという。一方、容疑者本人は「体調不良はなかった」と供述しているといい、バスを運行するクラブも事故前に異常はなかったと説明していた。

この事故を受け、高齢ドライバーの安全対策が改めて注目されている。業界関係者からは「他人事ではない」との声が上がり、高齢者に依存する送迎現場の現状が浮き彫りになった。愛知県警は引き続き、事故の全容解明を進める方針だ。

Pickt記事後バナー — 家族イラスト付きの共同買い物リストアプリ