千葉県でニセ電話詐欺被害が過去最悪の73億円に、SNS型詐欺も急増
千葉県ニセ電話詐欺被害73億円、SNS型詐欺も急増

千葉県でニセ電話詐欺被害が過去最悪の73億円に、SNS型詐欺も急増

千葉県警は、2025年のニセ電話詐欺による被害額が、統計を取り始めた2004年以降で最悪の約73億3900万円に達したと発表した。前年比で約31億4千万円増加し、これまでの最高記録だった2014年の約47億1200万円を大きく上回る深刻な状況となっている。認知件数は1206件で、過去8番目の多さを記録し、特に1千万円以上の高額被害が増加傾向にある。

ニセ警察詐欺が被害の7割を占め、30代が最多に

警察官を装って現金やキャッシュカードをだまし取る「ニセ警察詐欺」は、被害額の約7割に当たる約47億7500万円を占めた。被害者398人のうち、30代が79人で最も多く、50代、70代と続いている。従来のオレオレ詐欺では高齢者が中心だったが、ニセ警察詐欺では若年層の被害が目立つ特徴が見られる。振り込みによる被害が増えており、受け子に直接手渡す手口から変化している。

SNS型投資・ロマンス詐欺が2倍以上に急増

インターネットを利用したSNS型投資・ロマンス詐欺の被害額は約62億4200万円で、前年比2倍以上に急増した。341件の発生があり、1億円以上の被害も7件報告されている。被害者は50代が112人と最多で、架空の投資話や恋愛感情を利用した手口が後を絶たない。

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投資詐欺では、YouTubeやインターネットサイト、LINEなどを接点に、有名人をかたるなどして株への投資に誘導するケースが多い。ロマンス詐欺では、Instagramやマッチングアプリ、Facebookを通じて接触し、暗号資産や金、外国為替証拠金取引(FX)、ネットショップ経営などの名目で被害が発生している。

県警の対策と今後の取り組み

千葉県警は、詐欺グループの中枢人物の検挙や犯行拠点の急襲に向け、あらゆる法令を駆使した捜査を強化している。また、全署にSNSや暗号資産の捜査用スマートフォンを配備し、金融機関との情報共有を進めるなど、技術的な対策も講じている。

抑止対策として、詐欺電話をブロックする警察庁推奨アプリの利用啓発や、詐欺の予兆電話情報をまとめたマップの公開を実施。県警は「被害防止に向けた取り組みを一層強化する」としている。

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