警視庁捜査3課は15日、高級自転車を盗んだとして、窃盗の疑いで東京都台東区の無職、初鹿野勇二容疑者(50)ら男3人を逮捕したと発表した。防犯カメラの解析などから、男らは高級自転車を標的に50件以上の窃盗を繰り返し、被害総額は数百万円を超えるとみられている。
逮捕された容疑者と手口
逮捕されたのは、初鹿野容疑者のほか、東京都葛飾区の無職、柳元和文容疑者(47)と住居不定の無職、吉田典男容疑者(49)。3人は昨年10月17日午前4時ごろ、文京区のマンション駐輪場からドイツのキャニオン社製の高級ロードバイク(約60万円相当)を盗んだ疑いが持たれている。
警視庁によると、柳元容疑者と吉田容疑者が無施錠の駐輪場に侵入し、自転車のチェーン錠を切断して持ち去る様子が防犯カメラに記録されていた。初鹿野容疑者が犯行を指示していたとされる。盗まれた自転車は翌18日に出張買い取り業者に売却され、その後オークションサイトに出品されたが、被害者の男性が自身の自転車を発見し、事件が発覚した。
被害者の訴え
取材に応じた男性は「チェーン錠をかけ、駐輪場に防犯カメラもあるのに盗まれるとは思わなかった」と驚きを隠せない様子。高級自転車の所有者に向けて「駐輪場より自宅の部屋に置いておいた方が安心だ」と警鐘を鳴らした。
容疑者の関係先からは、他にも複数の高級自転車や部品が押収されており、警視庁は余罪についても捜査を進めている。



