石川県白山市の社会福祉法人「佛子園(ぶっしえん)」は20日、同市内で運営する複数の放課後児童クラブにおいて、2023年度から2024年度にかけて、虐待および不適切保育が合わせて5件発生したことを明らかにした。これらの事案は白山市によって正式に認定されたという。
虐待の詳細
佛子園の発表によると、虐待の被害に遭ったのは女子児童3人。31歳の男性パート支援員が、女子児童2人の身体を触るなどの性的虐待を2件、さらに逆立ちをしていた児童の足を引っ張る身体的虐待を1件行った。また、別の41歳の男性支援員は、児童をトイレに閉じ込めるなどの心理的虐待を1件行ったことが認定された。
不適切保育と法人の対応
これら虐待以外にも、不要な着替えの介助が不適切保育として認定された。パート支援員は依願退職し、もう一人の支援員は配置換えとなった。市は昨年9月から法人事務所への立ち入り監査や関係者への聞き取り調査を実施していた。
佛子園は再発防止策として、身体接触に関するマニュアルの整備や、複数の職員で確認する体制の構築などをまとめた。また、3月には保護者向けの説明会を開催した。
理事長のコメント
雄谷良成理事長(64)は「今回の事案を重く受け止め、二度とこのようなことが起こらないよう信頼回復に努めていく」と述べ、謝罪と再発防止への決意を示した。
保護者の声
一方、クラブに小学3年生の子どもを通わせている30代の保護者2人は取材に対し、3月の説明会の内容があいまいだったと批判。「仕事の関係でクラブに通わせるしかないが、『今日は大丈夫だったか』と毎日子どもに聞いてしまう。法人はすべてを説明し、ちゃんと対応してほしい」と訴えた。
市は今後も監査を継続し、再発防止策の実施状況を確認する方針。



