通販サイトでクレジットカード不正利用、転売額3億7200万円以上 中国人ら6人逮捕
通販サイトでカード不正利用、転売額3億7200万円 6人逮捕

通販サイトでクレジットカードの不正利用が相次ぐ中、愛知県警は私電磁的記録不正作出・同供用と窃盗の疑いで、中国籍の男ら男女6人を逮捕し、15日に送検した。逮捕されたのは、会社役員の周黎明容疑者(41)=埼玉県川口市=、鐘文清容疑者(36)=同=を含む6人で、うち1人は日本人とみられる。

転売額は2年半で3億7200万円以上

県警サイバー犯罪対策課によると、周容疑者らは2023年9月からの約2年半にわたり、他人名義のクレジットカード情報を使って通販サイトに不正アクセスし、腕時計などを盗んだ疑いがある。盗品はフリマサイトなどで転売され、売却額は少なくとも3億7200万円に上るとみられる。

「モノのロンダリング」で発覚免れる

不正アクセスを担う中国系の匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ)と連携し、3カ所の配送先を経由する「モノのロンダリング」を行っていた。具体的には、闇バイトの荷受け役の自宅に商品を送り、その後横浜市内の中継地点に配送。伝票をはがした上で、車で川口市内の集積拠点に運び、転売していた。

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送検容疑は腕時計1点

送検容疑では、1月26日に時計販売会社運営の通販サイトに他人名義のクレジットカードでアクセスし、同月31日に千葉県茂原市の集合住宅に腕時計(時価7万4800円)を配送させ、盗んだとされる。同課は6人の認否を明らかにしていない。

フィッシング詐欺で得た情報使用

周容疑者らは、偽サイトに誘導してカード情報などを盗む「フィッシング詐欺」で得た他人名義の情報を使い、不正アクセスを繰り返す中国系トクリュウに欲しい商品を伝えていた。商品は家電製品や化粧品、カー用品など多岐にわたる。

県警は同様の転売グループが国内に多数存在するとみて、取り締まりを強化する方針。日本クレジット協会によると、昨年のクレジットカード不正利用被害額は約510億円で、3年連続で500億円を超えている。

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