福岡県警が飲酒運転撲滅啓発動画を制作、3児死亡事故から20年で大上さんが訴え
福岡県警が飲酒運転撲滅動画、3児死亡事故20年で訴え (28.02.2026)

福岡県警が飲酒運転撲滅に向けた啓発動画を制作、3児死亡事故から20年で被害者家族が切実な訴え

福岡市で発生した3児死亡飲酒運転事故から、今年8月で20年を迎えることを受け、福岡県警察は飲酒運転撲滅を強く訴える啓発動画を制作しました。この動画には、事故で子どもを失った母・大上かおりさん(49)らのインタビューが収録されており、3月2日から県警の公式YouTubeチャンネルで公開されます。

動画の構成と内容:メッセージ、ドラマ、解説で飲酒運転の危険性を多角的に伝える

啓発動画は3部構成で、合計30分の長さとなっています。メッセージパート(11分)では、大上さんが事故当時に子どもたちを救えなかった罪悪感を今も抱え続けていることを赤裸々に語り、「飲酒運転の恐ろしさを心の真ん中で受け止め、本気で考えてほしい」と切実に訴えています。また、飲酒運転で2度摘発された県内の男性は、「自分を思ってくれていた人たちの気持ちを裏切ったことが一番きつい」と後悔の念を表明しています。

ドラマパート(15分)では、飲酒運転で摘発された男性会社員の悲惨な末路を描き、飲酒運転が個人や家族に与える深刻な影響をリアルに表現しています。さらに、解説パート(3分)では、福岡県条例が定める飲酒運転を目撃した際の通報義務について詳しく説明し、地域社会全体での防止意識の高まりを促しています。

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県警の取り組みと昨年の摘発状況:自転車の酒気帯び運転が増加傾向に

福岡県警は今後、この啓発動画を収録したDVDを各警察署や交通安全協会に配備し、企業や学校などで行われる交通安全教育に活用する予定です。これにより、幅広い層への啓発活動を強化し、飲酒運転撲滅に向けた社会的な機運を高めていく方針です。

県警の発表によると、昨年の飲酒運転の摘発件数は3,064件で、前年比で1,236件増加しています。この増加の背景には、2024年11月に改正道路交通法が施行され、自転車の酒気帯び運転が罰則対象となった影響が大きく、昨年の摘発件数の半数は自転車利用者によるものでした。このデータは、飲酒運転が自動車だけでなく、自転車でも重大なリスクを伴うことを浮き彫りにしており、より一層の注意喚起が求められています。

大上さんをはじめとする関係者の悲痛なメッセージを通じて、この啓発動画が飲酒運転の根絶に向けた強いメッセージを社会に発信し、一人ひとりの意識改革につながることが期待されています。

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