静岡県伊東市の前市長、田久保真紀被告(56)が、公職選挙法違反など三つの容疑で静岡県警に追送検されたことが、捜査関係者への取材で明らかになった。田久保前市長は既に、大学の卒業証書を偽造したとして在宅起訴されており、今回の追送検でさらに罪状が追加される形となった。
追送検された三つの容疑
静岡県警が4日に追送検した容疑は、以下の通りである。
- 公職選挙法違反:昨年5月の伊東市長選の際、報道機関に提出した経歴調査票に、実際には東洋大学を除籍されていたにもかかわらず「卒業」と虚偽の記載をし、公にした疑い。
- 虚偽公文書作成・同行使:当選後、市の広報誌に虚偽の学歴を記載した疑い。
- 地方自治法違反:市議会百条委員会への出頭などを正当な理由なく拒否した疑い。
これまでの経緯
田久保前市長は今年3月、大学の卒業証書を偽造したとして、有印私文書偽造・同行使と地方自治法違反の罪で在宅起訴されていた。今回の追送検により、学歴詐称や公務執行妨害に当たる行為がさらに追及されることになる。
伊東市では、田久保前市長の一連の疑惑をめぐり、市民からは「不要な選挙が行われた」として市への損害賠償請求の声も上がっている。市の広報誌に虚偽の経歴が掲載されたことで、市の信頼が大きく損なわれたとの指摘もある。
今後の展開
田久保前市長は既に起訴されており、今後は裁判でこれらの新たな容疑についても審理される見通しだ。静岡地検は、追送検された容疑についても立証を進め、公判での厳正な処罰を求める方針とみられる。



