東京都福生市で29日朝、男子高校生2人を金づちのようなもので殴るなどした疑いがある男が逃走した事件で、警視庁は30日、同市加美平3丁目の高林輝行容疑者(44)を殺人未遂容疑で公開手配したと発表した。
事件の概要
警視庁捜査1課によると、高林容疑者は29日午前7時15分から25分ごろ、自宅近くの店舗駐車場で、男子高校生(17)を金づちのようなもので複数回殴り、殺害しようとした疑いがある。この暴行で、高校生は左目の眼底骨折の重傷を負い、もう1人の男子高校生も右肩を打撲する軽傷を負った。
現場の状況
事件発生は午前7時20分ごろ。福生市加美平3丁目の路上で「ハンマーを持っている人がいる。1人殴られている」と110番通報があった。駆けつけた警察官が高林容疑者の自宅を訪ねると、玄関付近で噴霧器のようなもので液体をかけられた。警察官3人が目の痛みなどを訴え、病院に搬送されたが軽傷だった。
その後、高林容疑者は自宅に立てこもっているとみられ、警察官らが警戒にあたっていたが、正午ごろに自宅に突入した時には既に姿がなかった。防犯カメラの解析などから、噴霧器で警察官に液体をかけた後、午前8時までには自宅裏口から出ていた可能性があるという。
容疑者の特徴と行動
高林容疑者の自宅からは、事件に使用したとみられる金づちのほか、ナイフや噴霧器とみられる物も発見された。警視庁は、容疑者は金づちを持たずに逃走したとみて、東京都内と近隣県で行方を追っている。
事件前、けがをした高校生らは友人数人とともに、高林容疑者の自宅すぐ近くの店舗敷地内で話をしていた。男の母親が少年たちに注意をした直後に、高林容疑者が自宅から出てきて暴行を加えたという。
高林容疑者の特徴は、身長約175センチ、丸刈りでがっしりとした体格。逃走時は灰色のパーカースウェットを着用し、黒色の手提げバッグを持っていた。
情報提供の呼びかけ
警視庁は、高林容疑者の行方を広く一般に呼びかけている。情報提供は福生署(042・551・0110)まで連絡してほしい。



