名古屋地検は28日、虚偽の捜査書類を作成したとして書類送検された愛知県警捜査4課の男性警部補(45)と同課の男性巡査部長(42)を、いずれも不起訴処分とした。地検は不起訴の理由を明らかにしていない。
事件の経緯
2人は昨年4月、暴力団関係の捜査で容疑者を特定する際、関係者に実際には容疑者の顔写真しか見せていないにもかかわらず、5枚の顔写真を見せたとする虚偽の捜査書類を作成した疑いが持たれていた。この虚偽書類を裁判所に提出し、令状を請求したとして、今年4月に県警から書類送検された。
懲戒処分
県警は2人を減給の懲戒処分としている。今回の不起訴処分により、刑事責任は問われないこととなったが、内部処分は継続する。
名古屋地検の判断について、専門家は「証拠不十分や故意の立証困難などが理由として考えられる」と指摘する。一方、県警は「捜査の適正さを改めて徹底する」とコメントしている。



