千葉県で拾得物が過去最多122万点に マイナカード遺失が急増
千葉県警察は、2025年に届けられた拾得物の数が過去最多となる122万点に達したと発表しました。前年である2024年と比較して、約6万4千点の増加となり、訪日外国人観光客の増加などが影響したとみられています。特に注目されるのは、健康保険証の新規発行が停止され、マイナンバーカードに一体化されたことにより、マイナンバーカードを含む証明書類の遺失が顕著に増えている点です。
拾得物と遺失物の内訳
拾得物の上位を占めるのは、タオルやハンカチなどの生活用品類、キャッシュカード類、プリペイドカード類でした。一方、遺失物の総数は約56万件で、前年より約9千件減少しています。しかし、キャッシュカード類が全体の約2割を占める中で、「その他証明書類」の増加が目立ちました。これは主にマイナンバーカードを含むもので、約4万5千点で4位となり、前年の約3万7千点(6位)から順位を上げています。
現金の拾得額と高額事例
現金の拾得額は合計で10億9797万円にのぼり、100万円を超える現金の拾得は37件も記録されました。最高額は500万円で、封筒に入った状態で駐車場で市民によって発見され、警察に通報されました。残念ながら持ち主は見つからず、県に所有権が移りました。警察によると、交番などに直接持参せず、駆けつけた警察に届け出た場合、発見者ではなく警察に拾得者の権利が生じるため、このような処理となったとのことです。
珍しい動物の拾得が相次ぐ
住宅や会社などで、珍しい動物の拾得も相次いで報告されています。具体的には、以下のような動物が見つかりました:
- インドホシガメ
- フクロモモンガ
- アルゼンチンブラックアンドホワイトテグー
- ボールニシキヘビ
インドホシガメは飼い主の元に無事戻りましたが、他の動物については、拾得者や動物飼育施設が引き取る形となりました。これらの事例は、ペットの管理や飼育環境について再考を促すものとなっています。
県警からの注意喚起
千葉県警会計課の担当者は、「落とし物を拾った場合は、できるだけ早く届け出ることが重要です」と述べ、市民への協力を呼びかけています。また、小型化が進む電子機器の普及に伴い、イヤホンの落とし物が増加傾向にあることにも注意を促しています。遺失物の早期届出は、所有者の早期発見につながるだけでなく、社会全体の秩序維持にも貢献します。
このように、千葉県では拾得物の増加が社会現象となっており、マイナンバーカードの取り扱いやペット管理など、日常生活における注意点が浮き彫りになりました。県警は今後も、市民への啓発活動を強化し、遺失物の適切な処理を推進していく方針です。



