大阪府泉南市の店舗からスマートフォンを盗むなどしたとして、17~18歳の少年4人が逮捕された事件で、府警は3日、窃盗容疑などで住所、職業不詳の藤原朋輝容疑者(28)を公開手配した。藤原容疑者は匿名・流動型犯罪グループ(匿流)の一員であり、4人への指示役とみられている。
事件の概要
藤原容疑者は2026年3月5日未明、共謀して泉南市の店舗に閉店後に侵入し、ショーケースをたたき割ってスマートフォン60台(販売価格合計約434万円)を盗んだ疑いが持たれている。さらに、堺市北区の会社事務所からも現金などを盗んだとされる。
府内での被害拡大
大阪府内では2月から5月にかけて、同様の手口による窃盗事件が約60件発生している。今月2日までに、少年4人や暴力団組員の男らが逮捕されたが、同日深夜にも類似の手口による窃盗被害が報告されており、府警は関連を調査している。
匿名・流動型犯罪グループは、SNSなどを通じて集まった実行役と指示役が役割を分担し、組織的な犯行を繰り返すとされる。今回の事件では、10代の少年らが実行役として動き、藤原容疑者が指示を出していた可能性が高い。
府警は藤原容疑者の行方を追うとともに、匿名・流動型犯罪グループの実態解明を進める方針だ。



