世田谷区が193施設に生理用品を設置 女性の負担軽減とジェンダーギャップ解消へ
世田谷区193施設に生理用品設置 ジェンダーギャップ解消へ (15.04.2026)

世田谷区が193施設に生理用品を設置 女性の負担軽減とジェンダーギャップ解消へ

東京都世田谷区は、生理による女性のジェンダーギャップ解消を目指し、4月から計193の区有施設の2696カ所に生理用品を設置する取り組みを開始した。この広範な区有施設への生理用品設置は、23区では初めての試みとなる。

社会課題としての生理への理解促進

区人権・男女共同参画課の担当者は、「生理に伴うさまざまな負担を個人の問題ではなく、社会の課題ととらえ、生理への無理解などをなくし、共に支え合う社会を目指す」と語る。この取り組みは、単なる物品提供を超え、社会全体の意識改革を促すことを目的としている。

設置場所と具体的な内容

設置対象となる施設は以下の通りである。

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  • 本庁舎や分庁舎、区総合支所など101施設:女性用トイレなど203カ所
  • 区立の全92の小中学校:対象学年の全個室トイレなど2493カ所

これらの場所には、生理用ナプキンと専用ディスペンサーが設置される。小中学校など多くの施設では、区と協定を結んだ日用品大手ユニ・チャームが無償提供する段ボール製箱型ディスペンサーを採用。一方、多数の区民が利用する本庁舎や区民会館などには、シャープ製の電動型ディスペンサーが置かれる。

衛生面と災害への備え

いずれの施設でも、生理用ナプキンはユニ・チャームが開発した衛生面に優れた製品を使用する。さらに、各総合支所子ども家庭支援課などでは、パック単位での生理用ナプキン配布も行われる。

区担当者は、「小中学校は災害時の避難所にもなっており、災害への備えにもなる」と強調。この取り組みが、日常的な負担軽減だけでなく、緊急時における支援にもつながることが期待されている。

世田谷区のこの画期的な施策は、女性の健康と権利を守りながら、地域社会全体の包摂性を高める一歩として注目を集めている。

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