香川県の小学校教諭、25日間の無断欠勤で停職処分に
香川県教育委員会は4月20日、丸亀市の公立小学校に勤務する男性教諭(33歳)に対し、25日間にわたる無断欠勤を理由として、停職6カ月の懲戒処分を科したことを明らかにした。この教諭は「同僚との関係に悩んでいた」と説明しており、長期欠勤の背景には職場環境の問題が浮き彫りとなっている。
音信不通から全国放浪、家族が警察に捜索願
県教育委員会の発表によると、問題の発端は昨年12月19日。教諭は校長に電話で遅刻する旨を連絡した後、突然音信不通となった。心配した家族が香川県警察に捜索願を提出する事態に発展した。
その後、今年2月1日に連絡がつくまで、教諭は関西地方、九州地方、北海道、関東地方、東海地方など全国を移動し、時には野宿をしながら放浪生活を送っていたという。具体的な移動経路や動機については、現在も詳細な調査が続けられている。
担任クラスは教頭らが代行、県教委が謝罪
この教諭が担任を担当していたクラスでは、欠勤期間中、教頭をはじめとする他の教職員が代わりに授業を担当した。学習指導に大きな支障はなかったとされているが、児童や保護者への影響が懸念される事案となった。
香川県教育委員会は「あってはならない事案であり、深くおわび申し上げます」とコメント。教職員のメンタルヘルス対策や職場環境の改善に向けた再発防止策を検討する方針を示した。
今回の処分は、地方公務員法に基づく懲戒処分として行われた。教諭は現在、処分内容を受け入れ、心身の回復に努めているという。教育現場における人間関係のストレスが、深刻な事態を招きかねない実例として、関係者の間で大きな衝撃を与えている。



