「大恐竜展」前に出前講座 福島県立博物館の学芸員が恐竜研究の魅力伝える
大恐竜展前に出前講座 恐竜研究の魅力伝える

福島県立博物館(会津若松市)で7月11日に開幕する「大恐竜展」を前に、会津若松市の城北小学校で6月20日、出前講座が行われた。同博物館の学芸員である吉田純輝さん(34)が講師を務め、恐竜研究の魅力や意義について語った。

世界初公開の恐竜化石を発見した研究者が来校

この出前講座には、6年生約70人が参加した。吉田さんは、大恐竜展で世界初公開となる「ザヴァケファレ・リンポチェ」の化石を発見した研究グループの一員である。この化石は「頭突き恐竜」として知られるパキケファロサウルス類に属し、世界最古のものであることが判明した。

モンゴル・ゴビ砂漠での発見当時の様子

吉田さんは、2019年にモンゴルのゴビ砂漠で化石を発見した当時の状況を紹介し、「1億年以上前の地層から露出している頭部の化石を見つけ、研究グループの仲間たちと興奮しながら発掘した」と振り返った。また、この発見が恐竜研究にもたらす意義についても説明した。

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恐竜研究の目的と意義

吉田さんは、恐竜研究の目的や意義について「恐竜は1億8000万年にわたって地球上で君臨した生物であり、なぜこれほど長く繁栄できたのか、その進化の過程を明らかにすることを目的に研究している」と述べた。さらに、福島県で発見される化石について触れ、「浜通りは日本有数の恐竜化石の宝庫です。県内の博物館に足を運んで、実際の化石を観察してほしい」と児童たちに呼びかけた。

児童からの質問に丁寧に回答

講座後の質疑応答では、児童たちから次々と質問が寄せられた。「恐竜の化石がよく見つかる国はどこですか」「発見された化石は最終的にどこに運ばれるのですか」といった疑問に対し、吉田さんは一つ一つ丁寧に答えた。児童たちは、普段聞くことのできない研究者の生の声に熱心に耳を傾け、恐竜への関心を深めた様子だった。

この出前講座は、7月11日に開幕する「大恐竜展」のプレイベントとして開催され、地域の子どもたちに科学への興味を促す貴重な機会となった。

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