福島県は、過疎地域における高齢者らの移動手段を確保するため、自動運転バスの実証実験を開始した。この実験は、県内の中山間地域である南会津町と只見町で行われ、2026年度の本格導入を目指している。
実験の概要
実験では、定員10人程度の小型電気バスを使用し、事前に設定されたルートを自動走行する。車両には、カメラやセンサー、GPSが搭載されており、障害物を検知して回避する機能も備えている。運行は、平日の午前9時から午後4時までで、1日4往復を予定している。
期待される効果
この実験により、高齢者や運転免許を持たない住民の移動手段が確保されることが期待されている。また、地域の買い物や通院、交流の活性化にもつながると見られている。県は、自動運転技術の実用化に向けたデータ収集も行い、将来的には他の過疎地域への展開も視野に入れている。
安全性への取り組み
実験に先立ち、県は道路状況の調査や安全対策の検討を実施。運行中は、運転席に安全監視員が同乗し、緊急時には手動運転に切り替えられる体制を整えている。また、地元住民への説明会も開催し、理解と協力を得ている。
今後の計画
県は、2026年度の本格導入に向けて、実験結果を踏まえたルートの最適化や車両の改良を進める方針。さらに、自動運転バスの導入により、地域の公共交通の維持・発展を目指す。



