千葉県の熊谷俊人知事が5月22日、山武地域の大網白里市、東金市、九十九里町を視察し、地域振興の現場を確認した。視察後には県山武地域振興事務所で3市町長と意見交換を行い、各自治体が抱える課題について議論を深めた。今回の視察は、知事2期目における県内視察の8回目となる。
大網白里市で企業誘致の現場を視察
大網白里市では、首都圏中央連絡自動車道(圏央道)の大網白里スマートインターチェンジ近隣に位置する、市が企業誘致を目指すエリアを視察。金坂昌典市長は、土地利用規制の見直しや財政支援の必要性を県側に訴えた。同市は圏央道の利便性を活かした産業振興を図っており、知事はその可能性を評価した。
東金市と九十九里町でも課題を確認
東金市では、遊休農地を活用した農業用地の集約事業を視察。耕作放棄地の解消と効率的な農業経営の実現に向けた取り組みを確認した。九十九里町では、土砂の堆積が深刻な問題となっている真亀川河口を視察し、治水対策の重要性を認識した。
知事「地理的優位性を活性化に結び付けたい」
3市町長との意見交換後、熊谷知事は「圏央道の全線開通により、この地域の地理的優位性はますます高まっている。それをどのように地域活性化に結び付けるかが問われており、本日はそれぞれの課題を直接聞くことができた」と述べ、今後の連携強化に意欲を示した。
今回の視察では、企業誘致、農業振興、河川管理など多岐にわたる地域課題が浮き彫りとなり、県と市町が一体となった取り組みの重要性が再確認された。知事は今後も現場主義を貫き、各地域の実情に即した政策を推進する方針である。



