沖縄県は2026年4月27日、2025年度に県内を訪れた観光客数が速報値で前年度比9.9%増の1093万5800人となり、過去最多を更新したと発表しました。これまでの最多は2018年度の1000万4300人でした。国内客が同様に最高を記録し、全体を牽引しました。外国人客は、日中関係の悪化に伴う中国からの減少を台湾と韓国が補い、新型コロナウイルス禍前の水準に戻りました。
国内需要の高まりがけん引
県によると、旅行需要を見込んだ航空会社の国内線臨時便や増便が好調で、搭乗率も高水準を維持しました。特に、LCC(格安航空会社)の路線拡大や観光キャンペーンの効果が大きく、本土からの観光客が大幅に増加しました。
外国人客の回復要因
外国人客については、クルーズ船の寄港回数が増加したことや、新規航空路線の就航が寄与しました。台湾と韓国からの観光客が中国の減少分を補い、全体としてコロナ前の水準に回復しました。特に台湾からのリピーターが多く、韓国からの若年層旅行者も増加しています。
2026年度も堅調な見通し
国際線の新規就航や増便が続いており、県は2026年度も観光客数が堅調に推移すると見込んでいます。また、沖縄県は観光振興策として、自然体験や文化体験プログラムの充実、インバウンド向けの多言語対応強化などに取り組んでいます。
今回の過去最多更新は、沖縄観光の回復力と魅力の高さを示す結果となりました。今後も持続可能な観光地づくりが求められます。



