鈴木農相、マレーシアで尿素安定供給を確認
鈴木憲和農林水産大臣は1日、マレーシアの首都クアラルンプールを訪問し、国営石油会社ペトロナスのサザリ上級副社長らと会談した。中東情勢の悪化に伴い肥料の確保が課題となる中、主要原料である尿素の日本への安定的な供給継続を確認した。また、日本産食品の輸出促進に向けて現地の小売店も視察した。
尿素供給の現状と合意内容
農林水産省によると、マレーシアからの尿素は日本の輸入量の7割以上を占める。サザリ氏は会談の冒頭で「日本への尿素供給が常に確保されるよう努める」と述べた。会談では、現在2年となっている契約期間の長期化について、全国農業協同組合連合会(JA全農)とペトロナスが協議することで合意したという。
輸出促進への取り組み
鈴木農相は同日、クアラルンプール市内のスーパーマーケットを視察し、日本産食品の販売状況を確認した。日本産食品の輸出拡大は政府の重要施策の一つであり、現地の消費者の反応や販売促進の課題を直接把握する狙いがある。
今回の訪問は、肥料原料の安定確保と農産物輸出促進の両面で成果を挙げたとみられる。農相は今後もマレーシアとの協力関係を強化し、日本の農業の安定と成長につなげる方針だ。



