フィリピン・マルコス大統領を国賓招待へ 5月下旬に調整、FOIP連携と安全保障深化を協議
フィリピン大統領を国賓招待へ 5月に調整、FOIP連携協議

フィリピン・マルコス大統領の国賓招待を調整 5月下旬に実施へ

政府は、フィリピンのフェルディナンド・マルコス大統領を5月下旬にも国賓として日本に招待する方向で調整に入った。複数の政府関係者が4月21日に明らかにした。国賓の来日は、昨年3月のブラジル・ルラ大統領以来となる。

高市首相との会談でFOIP連携で一致

高市早苗首相はマルコス大統領と会談し、中国の海洋進出を念頭に置いた「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」の進化に向けた連携で意見の一致を見た。さらに、イランが事実上封鎖するホルムズ海峡の安全航行に向けた協力についても申し合わせる見通しだ。

日フィリピン国交正常化70周年を機に関係強化

マルコス大統領の滞在中には、天皇・皇后両陛下との会見や宮中晩さん会も予定されている。今年は日本とフィリピンの国交正常化から70周年を迎える節目の年であり、両国関係のさらなる強化を図る重要な機会となる。

Pickt横長バナー — Telegram用の共同買い物リストアプリ

ASEAN議長国としての役割と安全保障協力の深化

高市首相は、フィリピンが2024年の東南アジア諸国連合(ASEAN)議長国を務めていることを踏まえ、マルコス大統領との会談を通じてASEANとの結束を推進する方針だ。重要なシーレーン(海上交通路)に位置し、米国と同盟関係にあるフィリピンとの安全保障協力を深化させたい考えである。

具体的な協議事項としては、防衛装備移転三原則と運用指針の改定により可能となった護衛艦の輸出についても議題となる可能性が高い。これにより、地域の安定と海洋安全保障の強化が期待される。

政府関係者は、「マルコス大統領の招待は、戦略的パートナーシップを強化する絶好の機会となる」と強調している。今回の国賓招待は、国際情勢の変化に対応した日本の外交戦略の一環として位置づけられており、今後の展開が注目される。

Pickt記事後バナー — 家族イラスト付きの共同買い物リストアプリ