島田市2026年度予算案457億円発表 観光支援や茶畑整備に重点投資
島田市予算案457億円 観光支援や茶畑整備に重点

島田市が2026年度一般会計当初予算案を発表 総額457億円で過去2番目の規模に

島田市は、2026年度の一般会計当初予算案を正式に発表しました。総額は前年度当初比2.0%増となる457億1300万円で、これは同市の歴代予算の中で過去2番目の規模となります。染谷絹代市長はこの予算編成について、「地域内経済の好循環を促し、まちの持続的発展を図ることを目的としている」と説明しています。

観光事業者支援に2700万円を計上 電子クーポン配布で地域経済を後押し

物価高騰の影響を受けている観光関連事業者を支援するため、新たな事業が予算案に盛り込まれました。具体的には、市内のホテルや宿泊施設を利用する宿泊客に対して、市内で利用可能な電子クーポンを配布する計画です。このクーポンは1人あたり2000円分となり、総額2700万円がこの事業に充てられます。これにより、観光客の市内消費を促進し、地域経済の活性化を図ります。

茶畑整備に4000万円を投入 輸出拡大に向けた品種改植を支援

島田市の重要な産業である茶業の振興にも重点が置かれています。輸出拡大を視野に入れ、有機茶やてん茶の生産に適した品種への改植を推進するため、市内の茶農家に対する補助金として4000万円が計上されました。この投資により、高品質な茶葉の生産基盤を強化し、国際市場での競争力向上を目指します。

大井川鉄道全線復旧へ5830万円を貸し付け 老朽化トンネル整備を支援

さらに、地域の重要な交通手段である大井川鉄道の全線復旧に向けた支援も予算案に含まれています。現在不通となっている区間内にある老朽化したトンネルの整備費用として、大井川鉄道株式会社に貸し付ける資金として5830万円を盛り込みました。この措置により、鉄道の早期復旧と地域住民の利便性向上が期待されます。

島田市の2026年度予算案は、観光、農業、交通インフラといった多角的な分野に投資することで、地域経済の持続的な成長を実現しようとする意欲的な内容となっています。これらの施策が実際に実行されることで、市民生活の質の向上と地域のさらなる発展が期待されます。