青森市、2026年度予算案が2年連続で過去最大の1335億円に
青森市は2月12日、2026年度の一般会計当初予算案を総額1335億1000万円と発表しました。これは前年度当初比で0.1%増となり、2年連続で過去最大の規模を更新する見通しです。西秀記市長はこの予算案について、「財政運営の健全性に留意しつつ、総合計画に掲げた将来都市像を実現する予算となった」とコメントしています。
主要な歳出項目と重点配分
歳出項目では、以下のような重点的な配分が行われています。
- 国民スポーツ大会の開催事務:24億4237万円
- ホタテの生産力強化支援事業:5556万円
- 古川小学校内に設置する公立夜間中学事業:4961万円
- 新病院建設に伴う盛運輸サンドーム後継施設整備事業:1億6430万円
- 青森操車場跡地の新駅調査事業:1048万円
補正予算案での緊急対策と新設組織
同日に発表された2025年度補正予算案では、近年多発しているクマの出没対策に3606万円を充てることが明らかになりました。これに伴い、新年度からは環境保全課内に「危険鳥獣対策室」を新設し、より効果的な対応を図る方針です。
また、今冬の記録的な大雪に対応するため、除排雪事業に39億8953万円を追加。これにより、補正後の2025年度の除排雪関連予算規模は71億7253万円に膨らみました。2026年度当初予算案では、例年並みの31億8300万円を計上し、降雪状況に応じて補正予算で柔軟に対応する計画です。
歳入の見通しと財政健全化への取り組み
歳入面では、市税が前年度当初比2.4%増の359億700万円を見込んでいます。一方、歳出では公債費などの義務的経費や普通建設事業費を前年度当初予算より減らす緊縮型予算となっており、財政健全化への姿勢が示されています。
その結果、2026年度末の市債残高は、2025年度末見込み額より65億8900万円減少し、1023億3500万円となる見通しです。これにより、持続可能な財政基盤の構築が進められています。
青森市は、大規模なイベント開催や地域産業の振興、安全対策、インフラ整備など多角的な事業に予算を配分しながら、将来の都市像実現に向けた一歩を踏み出しました。