東京都は今年の「クールビズ」を前倒しし、従来の5月1日から約1カ月早めて4月3日に開始した。ここ数年、気温上昇が早まっていることを踏まえた措置で、今年からは短パンの着用も正式に認められた。
短パン姿で出勤、職員「慣れるとやめられない」
熱中症特別警戒アラートの運用が始まった22日、東京都庁(新宿区)では報道陣に執務風景が公開された。環境局総務部のフロアでは、Tシャツやスニーカー姿の職員が仕事に励む中、短パンを着用した地域エネルギー課の周田徹さん(34)の姿も見られた。周田さんは「もう暑いので、すごく楽です。慣れるとやめられない」と笑顔で語り、すでに数回短パンで出勤しているという。
広報担当課長の重田一夫さんは「民間との打ち合わせでも、事前にクールビズの取り組みを伝えた上で、職員が軽装で臨みたい」と述べ、対外的な理解を得ながら進める方針を示した。
暑さの早期化と省エネ対策
都内では11日に練馬区で最高気温28.4度を観測し、島嶼部を除いて今年初の夏日となった。気候変動による暑さの長期化に加え、中東情勢に起因するエネルギー危機も背景に、都は省エネ対策としてクールビズの普及を推進。冷房使用の抑制と職場の快適性向上を両立させる狙いがある。
東京都は今後も、状況に応じてクールビズの期間や対象を柔軟に見直す方針で、他の自治体や民間企業への波及効果も期待されている。



