UAEとカタール、米国にイラン軍事作戦の短縮を要請か 同盟国に働きかけ
米ブルームバーグ通信は2026年3月2日、アラブ首長国連邦(UAE)とカタールが同盟国に対し、対イラン軍事作戦を短縮するようトランプ米大統領を説得するよう働きかけていると報じた。この動きは、地域情勢のさらなる悪化やエネルギー価格の高騰を防ぐことを目的としているという。
地域情勢の緊迫化とエネルギー市場への影響
現在、米国とイスラエルによる攻撃を受け、イランはUAEやカタールを含むペルシャ湾岸諸国の米軍基地などに反撃を実施している。その結果、エネルギー輸送の要衝であるホルムズ海峡は事実上封鎖されており、国際的な物流に大きな混乱が生じている。
ブルームバーグ通信の報道によれば、カタールは今週半ばまでに輸送の混乱が継続した場合、天然ガス価格がさらに急騰すると分析している。欧州では既に天然ガス価格が50%以上高騰しており、この状況が長引けば世界経済への打撃は避けられない見通しだ。
防空システムの支援要請も
UAEとカタールは同盟国に対して、防空システムの支援も要請している。これは、イランからの反撃に備えるためであり、地域の安全保障を強化する狙いがあるとみられる。
この一連の動きは、中東地域における緊張の高まりを反映しており、国際社会は情勢の推移を注視している。エネルギー市場の安定と地域の平和維持が、今後の重要な課題となっている。



