中国・国民党トップ会談、9年半ぶり開催 「台湾独立反対」で一致 習近平氏が日米介入をけん制
中国・国民党9年半ぶり会談 台湾独立反対で一致 (10.04.2026)

中国共産党と台湾・国民党、9年半ぶりのトップ会談を実施

2026年4月10日、中国共産党の習近平総書記(国家主席)は、台湾最大野党である国民党の鄭麗文主席(党首)と北京の人民大会堂で会談を行いました。この国共両党のトップ級会談は、2016年11月以来、実に約9年半ぶりの開催となり、台湾海峡を巡る緊張緩和への動きとして注目を集めています。

「台湾独立反対」で立場を一致

会談において、習近平氏と鄭麗文氏は「台湾独立に反対する」との共通認識で一致しました。習氏は「台湾独立派こそが台湾海峡の平和を破壊する元凶だ」と強く非難し、外部からの干渉に反対する姿勢を明確に示しました。これは、5月に予定されている米中首脳会談を前に、日米両国が台湾問題に介入しないようくぎを刺す意図があると見られています。

「一つの中国」原則と対話の前提条件を強調

習近平総書記は会談で、中国と台湾は「一つの中国に属する」と改めて強調しました。さらに、「1992年合意」の堅持と台湾独立への反対が、今後の対話や交流の前提条件であるとの考えを表明。「国共両党は祖国統一を共に進めなければならない」と訴え、両党間の協力強化を呼びかけました。

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一方、鄭麗文主席も台湾独立に反対する立場を言及し、習氏が掲げる「中華民族の偉大な復興」を中台双方が協力して推進すべきだと述べました。この発言は、国民党が中国との関係改善を模索する姿勢を鮮明にしたものと解釈されています。

国民党との対話で頼清徳政権に圧力

今回の会談には、国民党との対話に応じる姿勢を示すことで、独立派と見なす頼清徳政権に圧力をかける狙いも含まれています。中国側は、国民党を介した交流ルートを維持しつつ、台湾の現政権に対して間接的な牽制を加える戦略を取っているようです。

新華社の報道によれば、習近平氏は「外部の干渉に反対しなければならない」と繰り返し述べ、台湾問題に関する国際社会、特に日米の関与を強くけん制しました。この発言は、台湾を巡る地政学的な緊張が高まる中、中国が自国の主権と領土保全を堅持する意思を改めて示したものと言えます。

約9年半ぶりに実現した国共トップ会談は、台湾海峡の平和と安定に向けた対話の再開を印象づける一方で、中国が台湾問題において「一つの中国」原則を絶対的な前提とする姿勢を明確にした点で、今後の両岸関係に大きな影響を与える可能性があります。

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