ルビオ米国務長官は24日、インドの首都ニューデリーでジャイシャンカル外相と会談し、米印関係について「世界で最も重要なパートナーシップだ」と述べ、両国間の相互不信を払拭する姿勢を明確にした。米国がインドの宿敵であるパキスタンに接近していることや、インドによるロシア産原油の購入をめぐり、両国関係は冷え込んでいた。両政府は、こうした懸念を解消し、台頭する中国をにらんだ協力関係の再構築を目指している。
クアッドの枠組みと日本の役割
米印両国は、日本やオーストラリアを含む協力枠組み「クアッド」のメンバーである。日本は「自由で開かれたインド太平洋」の実現を目標に掲げ、インドとの協力関係を重視している。米印関係の希薄化は、対中国抑止力や日本の戦略に悪影響を及ぼす可能性があるとの懸念が指摘されていた。
会談の背景と意義
今回の会談は、両国間の緊張を緩和し、戦略的な協力を強化する重要な機会となった。ルビオ長官は、インドとの関係強化が米国の外交政策の優先事項であることを強調。ジャイシャンカル外相も、両国の共通の利益に基づく協力の重要性を認めた。
専門家は、米印関係の改善がインド太平洋地域の安定に寄与すると期待している。特に、中国の海洋進出や軍事力増強に対抗する上で、米印の連携は不可欠とされる。
- 米印両国は、安全保障や経済分野での協力を拡大する方針。
- クアッドを通じた多国間協力も引き続き推進される見通し。
今後の米印関係の行方は、地域全体のバランスに大きな影響を与えるとみられる。



